2019年9月22日(日)19:00から放送された第16回の内容を紹介します。
ミニ番組シリーズ「海につながる長野県2019 ~海と日本プロジェクト in 長野~」は、NBS長野放送(8チャンネル)で毎週日曜 放送! 通常は20:54からですが、今回は編成事情により放送時間が変更となりました。
ここは、天竜川の支流、小渋川に作られた小渋ダム。「海と日本プロジェクトin長野」、天竜川調査隊に参加した小学生が、ダムの見学を行いました。キャットウォークと呼ばれる点検・補修用の狭い通路でダムの機能や働きを学んでいます。
小渋ダムには、洪水の調節、灌漑用水の供給、発電の3つの役割があります。ダムの内部を通って再び外に出てみると、高さ105mに及ぶ小渋ダムの全容を望むことができました。
小渋ダムには、土砂バイパストンネルがあります。これは、洪水時に発生する大量の土砂を、ダム湖に入れず、洪水に乗せて下流に流すことで、ダム湖への土砂の堆積を抑制し、ダム下流の河川環境の改善にも役立てようというもので、深刻な問題となっている、海の砂浜の後退に効果が期待されています。
国土交通省・天竜川ダム統合管理事務所 安田幸男所長は「土砂を下流に流すことで、いずれ河口まで行くことをずっと期待しています。少しずつ、効果をなしていくんじゃないかと思います」と話していました。
参加した子ども達は「(土砂バイパス)トンネルは大切だと思いました」「ダムにはさまざまな仕組みがあって、作るのも凄いと思いました」などと話していました。
ダム湖に浮かべたボートに乗って、湖面の巡視体験も行いました。普段はできない、様々な体験を通して、ダムの役割や重要性を知った子ども達。山・川・海のつながりにとって、水と共に流れる土砂も、大切だということを、学ぶことができました。