長野市の高校生が、スポーツごみ拾いで全国に挑む!スポGOMI甲子園2024長野県大会で優勝した長野俊英高校の3人組「さつまいもタイム」のメンバーが、11月27日、荻原健司市長を表敬訪問しました。環境保護の大切さを伝える彼女たちの熱い思いと、全国大会への期待が高まります。
「私たちの行動が、地域社会に良い影響を与え、多くの人に環境保護の大切さを伝えるきっかけとなることを願っています。」
チームリーダーの山浦 琴羽さんの力強い言葉が、市長室に響き渡りました。荻原市長の祝福に続いて行われた挨拶で、山浦さんは環境保護への熱い思いを語ります。「私たちの住む地域は、美しい自然環境と豊かな玄関を持っています。しかし、私たちの手によって、その美しさが損なわれることもあります」と、環境保護の重要性を力強く訴えました。
スポGOMI甲子園は、15〜18歳の高校生が3人1組のチームを結成し、60分間で規定エリア内のごみを拾い、その質と量をポイントで競う大会です。日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として開催されています。長野県大会は、12チームが出場し、長野俊英高校の生徒会メンバーの女子3人組「さつまいもタイム」が優勝し県代表として全国大会に出場します。
荻原市長は「本当に皆さんのような環境に配慮し、意識した取り組みに心から敬意を表したいと思います」と、若者たちの活動を高く評価。さらに「海のない街や県からも、そういう環境に一生懸命取り組むことは本当に素晴らしいことだと思います」と、内陸部からの環境保護の重要性を強調しました。
県大会での勝因について、山浦さんは「他のチームが固まって左の方向に行くので、私たちはそれとは反対方向に行ったのが優勝への一歩だったと思います」と説明。さらに「瓶やタバコに着目してたくさん拾えたことも」と、高得点アイテムを狙った戦略を明かしました。
意外にも、駐車場の裏側で多くのごみを発見したといいます。「人目につかないところだったので、缶とかペットボトルがたくさんありました」と矢代史帆さん。安藤愛夏さんも「カバンとかお風呂の一部とか、予想外のごみがいっぱい落ちてて」と、予想外のごみの多さに驚いた様子を語りました。
荻原市長も「意外なところに置いてあったりするんですけれども」と、自身のプロギング(ジョギングしながらのごみ拾い)経験を交えながら、チームの洞察力を称賛しました。
12月1日に東京・墨田区で開催される全国大会に向けて、チームの意気込みも語られました。「3人で楽しくごみ拾いをして、他の人々にも環境保護の大切さを伝えていきたい」「この3人での活動は最後になるので、ちゃんと思い出作って楽しくやっていきたい」と決意を表明しました。
さらに「ただごみを集めるんじゃなくて、みんなで協力して楽しくごみを集めることが大事だと思うので、それを目標にして頑張っていきたい」と、環境保護活動の楽しさを広めたいという思いを語りました。
荻原市長は、全国大会での激戦を予想しつつ、「素晴らしい結果を期待し、いい報告をお待ちしております」と、エールを送りました。
スポGOMI甲子園2024全国大会は、12月1日に東京都墨田区のUDCすみだを開閉会式場として開催され、全国40都道府県の41チームが出場。「高校生、ごみ拾い日本一」を競い合いつつ、仲間と楽しみながらごみ拾いをすることで、街や海のごみ問題を自分ごと化することを目指しています。
この取り組みは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催されます。