森・川・海のつながりを調べている天竜川調査隊。「海の調査」のため、1泊2日で静岡県を訪れています。2日目の午前中は「海のそなえ学習」と「カヌー体験」をおこないました。
たくさんカヌーをこいで、お腹はペコペコ。お待ちかねのお昼ごはんは、海鮮バーベキューです!
エビ、イカ、ホタテ、お肉に野菜。海の幸を中心に、お腹いっぱいいただきました。
ところで・・・
実は昨夜、夕ご飯のあと、隊員たちはチームごとに会議をおこなっていました。その議題は、「自分たちの地元から、海を守るためにできることを考えよう」。これまで「森の調査」「川の調査」「海の調査」をおこない、森・川・海のつながりを多面的に学んだ天竜川調査隊。川は海にとって良いものも悪いものも運んでいると知りました。これまでの経験を踏まえて、海の未来を守るためのアイデアを出し合ったのです。
昨夜は、アイデアをまとめてスケッチブックに記入したところで終了。他のチームがどんなことを考えたのかは知りません。そこで、2日目のお昼ご飯の後、「発表会」を開催! チームごと順番に、アイデアを披露してもらいました。
【伊那から海を守るために・・・】(伊那チームのアイデア)
「海の生き物がマイクロプラスチックを食べて苦しんでいる事を知らせる。」「その月の最終土曜?日に、ゴミひろいをする。(全市民で)」
【駒ヶ根から海を守るために・・・】(駒ケ根チームのアイデア)
「川沿いでゴミひろいをする」「ゴミ拾いきょう争をする」「ゴミ拾いが楽しくなるような祭をする」「市でポイントを作る」「ゴミを拾うとエコポイントが付くようにする」「ゴミを拾うとゴミ袋がもらえる」
【喬木から海を守るために・・・】(喬木チームのアイデア)
「村でゴミ拾いの日を、つくる(3月5日と5月3日)」「村の道路に、ポスターや、看板をつける(ゴミで苦しめられている動物の写真を使う)」「いちごチャンネルや喬木の毎月発行されているざっしに、ゴミの現状を伝える。」「ゴミが落ちていたら拾う。」「学校の放送で呼びかける。(ポイすてしないように呼びかける)」「学校のプリントでも、呼びかける。(量をグラフでしらせる)」
各チーム 練りに練ったユニークなアイデアを披露してくれました。「下流の海を守るため、上流の川にゴミを出さない」という考え方が共通しています。これらのアイデアは 後日さらにブラッシュアップし、最終的にはそれぞれの市役所・村役場に報告することが目標です。
1泊2日の「海の調査」も終わりの時。みんなで海に向かって叫びました。
「海、ありがとー!」「長野県から、海を守るぞー!」
きれいな海、楽しい海、おいしい海・・・その思い出は、すべて信州に持ち帰りましょう。遠く離れた信州にいても、私たちは天竜川を通じて、いつでも海とつながっています。海の上流に住む者の立場で、これから地元で何ができるか。天竜川調査隊の活動は、いよいよ最終ステージへ向かいます!