レポート
2019.09.17

天竜川調査隊・海の調査①

長野県の諏訪湖から伊那谷を流れ、静岡県の太平洋にそそぐ天竜川。その流域で暮らす小学5-6年生 20人で結成した天竜川調査隊! これまでに、長野県内で「川の調査」と「森の調査」をおこないました。

川の調査

森の調査

そしていよいよ、「海の調査」が始まります! 9月14日(土)~15日(日)の1泊2日、静岡県の太平洋を訪れました。

地図フリップ2

これまで2回の活動を通じて、天竜川が下流へさまざまなものを運んでいることを知った隊員たち。それらが海にどのような影響を及ぼしているのか、現地で学習するのが目的です。

バスの中で、NBS長野放送 重盛赳男アナウンサー(海と日本プロジェクトin長野 推進リーダー)と共に、これまでの活動をおさらいしました。

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天竜川にはどんな生き物がいたかな? どんなゴミを拾ったかな? 「森は海の恋人」ってどういう意味? 「土砂バイパストンネル」って何だっけ? みんなスラスラと答えてくれました。復習はバッチリです!

バスは、静岡県磐田市の天竜川沿いに停まりました。

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天竜川が海へと注ぐ河口です!

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「静岡県の天竜川を見て、感想はどうですか?」と重盛アナ。隊員たちは、「長野県の天竜川より広い!」「流れがゆっくり!」などと、違いを指摘します。でも、同じ天竜川。諏訪湖からここまで、ひとつの線でつながっています。その全長は213km。

続いて重盛アナは、「これまでの勉強から、川が海へ運んでいるものを3つ挙げてください!」と問いかけました。「ごみ!」「(森の)栄養!」「土砂!」・・・すぐに正解が返ってきました。改めて海の方を見渡すと、河口に土砂がたまっているのが分かります。「砂州(さす)」と言うそうです。

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NPO法人 天竜川ゆめ会議の鈴木さんからお話をうかがいます。長野県の天竜川は 大きな岩や石がゴロゴロしていますが、ここ河口周辺には岩や石が見当たりません。天竜川を下るうちに砕けて、細かい砂になるそうです。そして それらが、砂州や砂浜を作るそうです。小渋ダムの「土砂バイパストンネル」で学んだことが、ここにつながりました。

河口見学の最後に、みんなで海に向かって叫びました。

「キレイな海を、守るぞー!」

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7月の結団式、隊員たちが掲げた理想の海は「ごみのないキレイな海」でした。その目標を改めて胸に刻み、次の目的地へ向かいます。海の調査は、まだ始まったばかりです!

つづく

バス内の様子♪

  1. 伊那チーム
  2. 駒ヶ根チーム
  3. 喬木チーム

今回も、学習サポーターの大学生(信州大学 理学部 物質循環学コースの皆さん)と看護士が同行しました。

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