2019年11月3日(日)に放送された第22回の内容を紹介します。ミニ番組シリーズ「海につながる長野県2019 ~海と日本プロジェクト in 長野~」は、NBS長野放送(8チャンネル)で毎週日曜 よる9時48分から放送しています!(編成事情により休止となる場合があります)
海と日本プロジェクトin長野が企画した天竜川調査隊。静岡の海にやってきた子ども達の学習をサポートしているのは、信州大学理学部の物質循環学コースで学ぶ2年生の3人。3人は、大学の授業の一環として 竜川の源・諏訪湖で行った調査活動について話してくれました。学生の1人、倉掛真優理さんは「(諏訪湖の)泥や水の中に、目に見えるくらい大きなごみもあれば、よく見ないと分からない小さなプラスチックの破片もたくさんありました」などと話していました。
諏訪湖のプラスチックごみについて学んだ後は、砂浜のプラスチックごみの学習です。教えてくれるのは、全国川ごみネットワークの小口智徳さん。砂浜の砂をすくい、目の細かいふるいにかけてみると、砂の中から小さなプラスチックごみが現れてきます。
砂に紛れ、海に流れ出るマイクロプラスチック。子ども達は、その問題の深刻さを改めて実感し、「(砂浜にプラスチックごみが)たくさん紛れているなんて初めて知った」「(自分で)ごみを捨てないようにしたり、ごみを捨てている人を見たら注意したいと思った」などと話していました。また、講師の小口さんは「(ゴミが砕けて小さくなって)拾えなくなる前に何とかしなければならないと、子ども達に感じてほしいです」と話していました。
湖や海に隠れている、小さなプラスチックごみ。川と海のつながりや、海無し県の責任を感じる学習になりました。