2019年9月8日(日)21:48から放送された第14回の内容を紹介します。
ミニ番組シリーズ「海につながる長野県2019 ~海と日本プロジェクト in 長野~」は、NBS長野放送(8チャンネル)で毎週日曜 放送! 通常は20:54からですが、今回は編成事情により放送時間が変更となりました。
「海と日本プロジェクトin長野」が企画した「天竜川調査隊」。隊員の小学生が、駒ヶ根市を流れる天竜川で、「川のごみ調査」を行いました。伊那市、駒ヶ根市、喬木村の小学生が参加する調査隊。伊那チームのごみ調査に同行して見ましょう。
一見するときれいな川辺も、探してみると様々なごみが見つかります。やはり、多いのはプラスチックごみ。川を流れてくる間に、小さな破片になったプラスチックも見つかります。
この日の講師、全国川ごみネットワークの小口智徳理事は、「このプラスチックは砕け始めている。こういうものがどんどん砕けていって、マイクロプラスチックになります」と説明していました。
見つけたごみは、種類毎に、数を記録。子ども達は「プラスチックの破片などが凄く多い」「プラごみが多くてびっくりしました」などと話していました。
講師の小口さんは、「プラスチックは便利な反面、影響も大きい。そのことを肌で感じ取ってくれたんじゃないかと思います。こういったことを契機に自分たちと自然環境の関係性を考えてもらえると、とても嬉しいです」と話していました。
また、子ども達は、海に流れ出たごみが動物にどんな影響を与えているか、様々な写真を通して教えてもらいました。人間が出したごみによって、苦しむ動物の姿がこども達に強い印象を残しました。
最後は、集めたごみを前に、感じたことや考えたことを、チーム毎にまとめ発表しました。「天竜川にごみがあると、それが海に流れ、海も汚れてしまう」「海に住んでいる生きものがいなくなってしまう」「おいしい魚が食べられない」などの意見が挙がりました。
海洋ごみ問題の深刻さを実感できた、天竜川のごみ調査でした。