スポGOMIとは「スポーツごみ拾い」の略。チームで力を合わせて、制限時間60分以内に定められたエリアでゴミを拾い、その質と量をポイントで競い合う、環境に最も優しいスポーツです。その高校生大会が「スポGOMI甲子園」です。
そして9月23日、東京墨田区で、いよいよ全国大会が開催されました!
日本ウェルネス高校信州筑北校をはじめ、全国各地から24チームが出場しました(北海道、青森、秋田、山形、新潟、石川、長野、島根、埼玉、東京、神奈川、千葉、静岡、滋賀、岐阜、三重、兵庫、愛媛、岡山、山口、福岡、佐賀、大分、宮崎、鹿児島)。
開会式の会場は「すみだリバーサイドホール」。まずは山口県代表による選手宣誓です。
「スポーツマンシップにのっとり、正々堂々と、東京の街をきれいにすることを誓います!」と元気よく宣誓しました。全員で元気よく「チェンジ・フォー・ザ・ブルー」と発声し、競技開始です。
制限時間は60分。日本ウェルネス高校信州筑北校の3人も、東京の街へ飛び出しました。土地勘はありませんが、道路の隅々まで目を光らせて、小さなゴミでも見逃しません。
メンバーたちは「長野よりもタバコの吸い殻が多いです。特に路地や駐車場に目立ちます」と話していました。
60分間の競技を終え、日本ウェルネス高校信州筑北校が集めたゴミの量は7.33kg。内訳は 可燃4.19kg、不燃0.88kg、ビン・缶1.27kg、ペットボトル0.85kg、タバコ0.14kg。ポイントに換算すると、24チーム中5位! 見事、入賞を果たしました。
<最終順位>
① 三重県代表:「しゃぼん玉」チーム(津工業高等学校) 12.28kg=2034pt
② 埼玉県代表:「川口工業高校清掃同好会A」チーム(川口工業高校) 10.79kg=1415pt
③ 福岡県代表:「MK」チーム(東海大付属福岡高等学校) 10.04kg=1240pt
➃愛媛県代表:「宇和島東高校E」チーム(宇和島東高校) 5.38kg=1179.5pt
⑤長野代表:「日本ウェルネス高校信州筑北校」チーム 7.33kg=1173pt
チームの代表・横川忠義さんは「目標である5本指に入れたことは素直に嬉しいです。これからも、自分の身の回りにごみを出さないようにしていきます」と話していました。
スポGOMI甲子園に参加したのは、全国153校、1145人の高校生たち。この大会をきっかけに、全国にゴミ拾いの輪、海の未来を守る輪が広まっていくことでしょう。