一般社団法人海と日本プロジェクトin長野が文響社(東京都港区虎ノ門)と連携し、人気教育教材「うんこドリル」とコラボレーションした教材を作成しました。海がない長野県でも他人事ではない海洋ごみ問題を、児童にわかりやすく伝える工夫が詰まっています。海洋ごみ問題は、世界中で大きな問題となっており、その対策が急務となっています。海洋ごみの約8割は陸由来のごみとされることから、海がない長野県でも他人事ではありません。そこで、上流県ながのから海をキレイにをテーマに海洋ごみ対策に取り組む海と日本プロジェクトin長野は今年度、長野市と自治体連携し、海洋ごみに関する様々な活動を行います。その取り組みのひとつが海洋ごみ問題を学ぶ教材の制作です。6月下旬から、長野市の全小学校の小学1年生から3年生までの約8,500人に配布される予定です。
うんこドリルとのコラボ教材は、クイズ形式で海洋ごみ問題について学べる内容となっています。海のごみで苦しんでいる生き物や人を探してみようというクイズや、目に見えないマイクロプラスチックの悪影響などを、かわいらしいイラストとともに紹介。低学年の児童でも興味を持って取り組めるよう工夫されています。
教材の巻末には、川を通して海とつながっている長野県の様子が地図上で表されています。海から離れた場所に住む児童たちにも、海洋ごみ問題が身近な問題だと感じてもらえるような内容になっています。
海洋ごみ問題を解決するために、一人一人ができることも教材で紹介されています。児童たちが取り組んでもらいたい行動がイラストとともに示され、チェック欄でわかりやすく整理。この教材をきっかけに、多くの児童が海洋ごみ問題について考え、アクションを起こしてくれることが期待されます。
海と日本プロジェクトin長野は今後も、長野市との連携企画として、教材を用いた出前授業を実施していく予定です。うんこドリルとコラボした拾い箱も活用し、楽しみながら海洋ごみ問題に取り組んでもらえるような活動を続けていきます。上流県ながのから、海をキレイにする取り組みに注目です。