今年も海への関心を高め、盛り上げるコンテスト「うみぽす2022」の募集が今年もスタートしています。海なし県ながのからも毎年優秀作品が選ばれています。うみぽすを主催する一般社団法人海洋連盟では、全国各地に出向き、ポスター制作を指導するワークショップを開催しています。長野県では、6月28日に長野市の長野平青学園で行われ、デザインを学ぶ1,2年生9人が参加しました。長野平青学園からは去年3作品が入選するなど毎年うみぽすに力を入れています。 講師は、海洋連盟の加藤才明さんで、最初に学生に日本の海にまつわる話をしました。
・日本が持つ海の広さは世界6位で、国土の面積に比べ、関わる海が大きいこと
・日本の海が抱える問題として➀海離れ➁海の砂漠化③海洋ごみ の問題があること
を説明。こうした背景から、海にもっと関心をもってもらい海をもっと好きになってもろうというのが海のPRコンテスト「うみぽす」です。長野には海がないので、頭をひねり、水族館や川や自然など海を連想できるものをテーマにするとよい。さらにはかっこいいよりもユニークなキャッチフレーズを考えてほしいとアドバイスしました。学生たちは各自、撮影した写真をもとに長野県と海の関わりを考え、地元をPRする文言を考え、デザインしていきます。上越市の水族館で撮影したエイが手を振っているように見えた写真を撮った学生は、「会いに来て」というフレーズを入れ、水族館をPR。また、家の近くで撮影した雲海を海に見立てて作品作りをする学生もいました。
海洋連盟の加藤さんは「大事なのは作品に発見があること。知られていない地元の魅力に気づかされたり、驚いたりするなど、心が動く作品を制作してほしい」と呼びかけました。
うみぽす2022は、9月30日まで作品を募集しています。グランプリ賞金は30万円。詳しくは、うみぽすホームページをチェック!