レポート
2023.06.27

長野県塩尻市が「海ノ民話のまち」として認定!

このたび、長野県塩尻市の民話「善知鳥峠」が海の民話として選ばれました。6月21日(水)に北小野支所にてキックオフミーティングを行い、アニメ監督の沼田心之介監督とシナリオについての意見交換を行いました。また、午後には民話の舞台となっている場所を視察しました。

海ノ民話のまちプロジェクト とは?

一般社団法人 日本昔ばなし協会が推進する「海ノ民話のまちプロジェクト」は、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」の一環として実施するもので、海と深く関わりを持つ日本という国の「海との関わり」と「地域の誇り」を、子供たちに伝え語り継ぐことを目的とし、2018年に発足したプロジェクトです。本プロジェクトでは、日本中に残された海にまつわる民話を発掘し、その民話のストーリーとその民話に込められた「思い」「警鐘」「教訓」を、親しみやすいアニメ等の映像表現で、次の世代を担う子供たちへ、そして、さらに次の世代へと語り継いでいます。

海ノ民話のまち ロゴ

今回は全国から25の市町村が「海ノ民話のまち」として認定され、海なし県である長野県からは塩尻市が認定を受けました。

「善知鳥峠」は、北国の猟師が善知鳥(ウトウ)という海鳥の捕まえ、京の領主に献上するため運んでいく後を母鳥が追いかけるが、母鳥は信州塩尻の北小野の地で力尽き死んでしまうという悲しい物語です。

今回のキックオフミーティングでは、塩尻市海ノ民話のまち実行委員会のメンバーと塩尻市議会議員小野芳幸様が出席し、沼田監督と「善知鳥峠」をアニメでどう表現していくのか話し合いました。

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ミーティング後、実行委員会のメンバーは、「話が具体的になるにつれて期待感も増してきています。どんなアニメが出来上がるのか楽しみです」と話しており、沼田監督は「海なし県の長野県で海鳥の名前が付いた地名の民話は、想像力を掻き立てられます」と話していました。

また、実際に民話の舞台となっている場所を視察。この場所がどのようにアニメの絵に盛り込まれていくのか、楽しみです。

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アニメ化は今年12月ごろ、5分程度のアニメーションとして完成され、小学校での教材などに活用されるほか、コラボ商品の開発なども予定されています。

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