日本各地から、海に興味・関心がある子どもたちが大集合!海と日本プロジェクトのさまざまなイベントに参加しながら、海への理解を深め、海のミライを考えるのが「海のキッズサポーター」のメンバーたち。海なし県の長野にも海や魚が大好きなキッズたちがたくさんいます。個性豊かな子どもたちの思いや活動内容をお伝えします。
水槽の中には、鯉やメダカ、ドジョウにグッピー。飼っているのは、長野県茅野市の小学5年生、船越柊志さん。特にお気に入りは3年前から育てているミドリフグ。「卵から生まれて、成長していく中で、形が変わったり、大きくなったりするのが面白い。」と元気よく話してくれました。幼いころから、魚や虫に興味があり、図鑑がボロボロになるまで読み、気になったことは突き詰めて調べるタイプの柊志さん。海は、地球全体の70%を占めていて、どこまでも広がっていて神秘的な場所と好奇心を駆り立てる存在です。 今、最も関心があるのが、魚をさばくこと。体の構造を知れるのはもちろん、食べておいしいからとこれまでにイワシやサバ、アジ、タイ、イナダなど多くの魚をさばいてきました。刺身にしたり、焼いたりして食べたそうです。 柊志さんは、この夏、海と日本プロジェクトin長野が主催した海洋教育プログラム「信州イカ調査隊」に参加。2泊3日の日程で、石川県能登の海で学習したことが、人生で一番楽しかったと振り返ります。 将来の夢は、海の生き物の生態を調べる学者になること。「魚の形には、それぞれ個性があり、住んでいる場所も異なり、その環境にあった形や大きさになっていることが不思議」と柊志さん。地球温暖化や不漁問に対し、自分ができることは何かを考え、節電や節水に心がけながら、まだまだ知られていない海や魚の疑問をもっと知りたいと感じています。