10月10日魚(とと)の日から23日までは、海と日本プロジェクトの「海のごちそうウィーク」です。魚を食べることで海に感謝しようとする2週間です。取材に訪れたのは、長野市の綿半スーパーセンター権堂店の鮮魚売場。長野県を中心に展開する綿半グループでは、今鮮魚の販売に力を入れています。愛知、富山、静岡の漁港で水揚げされたばかりの新鮮な魚を直送し、そのままの姿で店頭に並べます。
担当者は「長野県は海がないので海のある県に比べて、魚へのなじみが、少ないと思う部分があり、身近に魚を感じてもらうために魚を間近で見て売っています。」と魚食文化を広めることに務めています。
売場に用意された水槽には、旬の魚が泳ぎます。お客さんの目を楽しませながら、お客さんの要望でそのままさばいて販売するのが狙いです。さばくのは、陳列台のすぐ奥にあるバックヤード。お客さんが選ぶ、陳列台や水槽の魚をお客さんと会話しながら、食べやすい形に加工します。こうすることで、様々な魚の魅力やおいしさを直接伝えることができると言います。
この他、食品ロスを減らすため、魚のアラの部分も残さず、うま味たっぷりの煮込みにして販売しています。海水温の上昇や海洋プラスチックごみなど、海の環境が大きな問題になる中で、少しでも海の魚を大切にしていこうという取り組みです。
漁港直送の新鮮な魚を使った刺身や切り身もおいしいと評判。魚ファンを増やす取り組みを行っています。みなさんも海の恵みを味わうことで海への感謝を感じてみてはいかがでしょうか。