レポート
2020.11.24

スポGOMI甲子園全国大会に長野日大高校が出場

環境に最も優しいスポーツ「スポGOMI甲子園 全国大会」が2020年11月22日に東京・墨田区で開催されました。スポGOMIとは「スポーツごみ拾い」の略。チームで力を合わせて、制限時間60分以内に定められたエリアでゴミを拾い、その質と量をポイントで競い合います。全国23地域の予選を勝ち上がった各県の代表が全国の頂点を目指しての戦いです。IMG_1876

長野県からは、10月の県大会で優勝した長野日大高校レオクラブの3人か出場。東京での活躍が期待されましたが、新型コロナウイルス感染対策として、東京会場ではなく長野駅前からZOOMアプリを使用しリモートでの参加。全国23チームのうち、東京会場でのリアル参加が12組、オンライン参加が11組。今年の世相を反映しています。開会式のオンライン画面を見た長野日大のメンバーは、「全国の高校生たちとつながってるのが不思議な感覚」としながらも「優勝目指してがんばります」と気合十分。

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大会は、東京会場での「change fo the blue」の合言葉で一斉に競技がスタート。大会は、拾ったごみの重さに伴い、ポイントが得られます。ポイントはごみの種類によって異なり、100グラムあたり、可燃ごみ10ポイント/不燃ごみ5ポイント/ビン・缶10ポイント/ペットボトル50ポイント/たばこの吸い殻50ポイントです。長野日大のメンバーは、長野駅前の大通りではなく、路地裏に隠れて捨てられているごみを拾う作戦です。その狙いはズバリ的中。駐車場の自販機の裏や放置された自転車のかごに捨てられていた缶やペットボトルなどを次々に拾っていきます。

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オリジナルアイテムとして用意したのがたばこの吸い殻ごみ収納ボトル。マナーの悪い大人たちが捨てた吸い殻を高校生たちが一生懸命拾っていきます。一見、きれいに見える市街地もよくよく探してみると多くのごみが人の目から隠すように捨てられています。

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制限時間は60分間。スタートした長野駅前に戻ってこなければならず、時間との勝負。IMG_1903

ペットボトル、缶、ビニル傘などが次々と見つかります。海洋ごみの8割は、内陸から来ていると言われます。長野県は海なし県ですが、川で海とつながっているので、私たちの周りのゴミは、川を流れ、海を汚染する可能性があります。

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60分間の競技を終え、再び長野駅前に戻ってきた3人。先生とともに自ら計量し、本部に報告。

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再びZOOMアプリを見ながら結果発表を待ちます。

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 結果は、リアル参加の優勝は、埼玉県代表の川口工業高校。リモート参加の優勝は、兵庫県代表の豊岡総合高校となりました。

長野日大は、リモート参加11校のうち9位。スポGOMI甲子園は、あくまでもスポーツなので勝敗がつきますが、ごみを拾うという行動に優越はありません。わずが1時間の長野駅前での清掃活動で、燃えないごみ2.03kg、燃えないごみ2.38kg、ビン・缶1.59kg、ペットボトル1.04kg、吸い殻0.13kg、総重量7.17jgを拾い街をキレイにしてくれました。

長野日大レオクラブの稲田さん、萩原さん、中澤さんの2年生トリオは、「リモートでの参加となったが全国の同年代の高校生たちと海ごみをなくすという一つの目標に向かってごみを拾ったことはとても楽しかった。これからも長野がごみのないキレイな街であるよう生活していきたい。いい全国大会となりました。」と振り返ってくれました。

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スポGOMI甲子園に出場した23チームの高校生たち69人が拾ったごみの量は、 46.86kg。海にごみを流さないという目標のもと、海を次世代につなぎ守る高校生たちが一丸となった1日となりました。

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