冬晴れの空の下、長野県代表の長野俊英高校「さつまいもタイム」のメンバーがスポGOMI甲子園2024・全国大会で大健闘。「全国大会出場が決まった時に沢山の生徒や、先生たちに応援してもらった。その期待に応えられるよう全力を尽くしてがんばりたい」と意気込んだ結果、全国41チーム中8位という素晴らしい成績を収めました。生徒会役員の女子3人組の奮闘をお伝えします。
長野俊英高校の3人組、山浦琴羽さん、矢代史帆さん、安藤愛夏さんは、本番に向けて周到な作戦を立てていました。「駅周辺を中心に、人目につかないところを重点的に探す」という戦略です。特に注目したのが、家と家の隙間。そこには予想以上のゴミが潜んでいたのです。
チームは3人で役割分担を明確にし、燃えるゴミ、燃えないゴミ、缶、ペットボトル、吸い殻をそれぞれ担当。この効率的な方法で、素早くゴミを拾っていきました。
長野俊英高校チームは、わずか1時間の競技時間で驚くべき成果を上げました。メンバーは驚きを隠せない様子で語ります。「たったの1時間ゴミ拾いをしただけで、ビン・缶5kg以上のゴミが出てくるのは問題だと思う。」
大会を通じて、長野俊英高校の生徒たちは単なるゴミ拾い以上の気づきを得ました。メンバーは、深い洞察を込めてこう語ります。「ゴミを路地裏に捨てれば誰も見ていない、隠すという意識ではなく、捨てるという意識を持ってほしい。」
最終的に、長野俊英高校チームは総合ポイント2203.0ポイント、重量10.16kgという 成績を残しました。この結果は、メンバーの努力と戦略が実を結んだ証といえるでしょう。
スポGOMI甲子園は、高校生たちに環境問題を「自分ごと」として捉える機会を提供しています。長野俊英高校の活躍は、この大会の意義を体現するものであり、未来の環境保護活動のリーダーたちの姿を垣間見せてくれました。山浦琴羽さん、矢代史帆さん、安藤愛夏さんの経験と気づきが、今後どのように社会に還元されていくのか、大いに期待が高まります。