海と日本プロジェクトin長野は、2023年に塩尻市に伝わる民話「善知鳥峠」が海ノ民話に認定され、アニメが完成したことを記念し、塩尻市と連携したコラボレーションしたイルミネーション「あったかハートしおじり2023-2024 ~やさしさと思いやりをこめて~」を開催。点灯式を行いました。
海や海鳥「善知鳥」をイメージしたイルミネーション
塩尻市に伝わる民話「善知鳥峠(うとうとうげ)」の民話の舞台となるのは、その名のとおり「善知鳥峠」にある分水嶺です。海から遠く離れたここ塩尻市に、太平洋と日本海の両方につながる川を分けている場所があります。峠の名前にもなっている「善知鳥(うとう)」は海鳥の一種で、北国の海辺でとらえられた雛を追って親鳥がこの峠までやってきたという民話に由来があり、今回その民話がアニメーションとなりました。
イルミネーションイベントは、山と海のつながりを感じられるように登場する海鳥「善知鳥」や海を表現しています。1月26日に点灯式を開催。民話「善知鳥峠」に出てくる親鳥が子を想うやさしさと思いやりをテーマに75,000球のイルミネーションで、塩尻駅前が彩られています。
海にまつわる図書を贈呈
点灯式では、海と日本プロジェクトin長野から塩尻市立図書館へ、子供たちに海に親しんでもらえるよう、海に関連する図書を贈呈しました。子供たちに海に興味を持ってもらえるよう、図書館にある本はもちろん今回贈呈した本も含めた、海にまつわる図書特設コーナーを2月末~3月にかけて設ける予定となっております。海のない長野県ですが、長野県にも海にまつわる民話があることから、そして長野の山・川が海へとつながっていく事を通して、もっと海に興味を持ち、海の生き物や今海で起きていることなど広く海を知ってもらうことが期待されます。
参加した方の声
・海のない長野県で海をイメージしたイルミネーションというのは、面白い。
・塩尻市に古くから伝わる民話「善知鳥峠」がアニメーションとなり、親が子を思う「おもいやり」が今回
のイルミネーションのテーマ「やさしさと思いやりをこめて」と重なっていて、良いと思う。
・子供たちは身近に海がないため、海のことについてはまだ知らないことがたくさんあるが、このアニメを
通して海というものを知り、図書館の本で海に興味を持ってもらえれば嬉しい。
■「あったかハートしおじり2023-2024 ~やさしさと思いやりをこめて~」特別イルミネーション
・開催期間:2024年1月26日(金)~ 2月29日(木) 点灯時間 17:00~22:00
・場 所:大門商店街・ウィングロード周辺
・主 催:株式会社しおじり街元気カンパニー
・共 催:大門商店街振興組合・塩尻ライオンズクラブ・塩尻桔梗ライオンズクラブ
・後 援:塩尻市・一般社団法人塩尻市観光協会
・協 力:塩尻市市民交流センター
・連 携:一般社団法人 海と日本プロジェクトin長野・塩尻市海ノ民話のまち実行委員会