日本財団が推進する海と日本プロジェクトでは、魚の日である10月10日(日)から世界食糧デーの10月16日(土)までを”海のごちそうウィーク”とし、食を通じて海を親しんでもらおうと様々な取り組みを行っています。そこで今回は、わがまちのごちそう自慢と題し、魚のおいしい新たな食べ方を提案している長野市の加藤鯉店に伺いました。
店の大きな水槽で泳ぐのは、長野県の自然豊かな清流で育った佐久鯉やイワナ。
そして、最も目に引くのは、近年、人気が高まる信州のブランド魚の信州サーモンです。
加藤鯉店は、淡水魚専門の魚店。社長の加藤修次さんに信州サーモンを網ですくって見せてもらいました。
海と日本プロジェクトin長野の推進リーダー・尾島早都樹アナウンサーは活きのよさにびっくり。「信州サーモンの特長は、きめが細かくてね、身が凄く赤くてきれいなんですよ。」と加藤社長。
信州サーモンは、長野県水産試験場がおよそ10年をかけて開発した県のブランド淡水魚。身はきめ細かく肉厚でトロける舌触り、旨味と栄養が凝縮された豊かな味わいが人気。加藤社長に早速さばいてもらいました。大きな身を手際よくキレイにさばいていきます。
刺身で食べられることが多い信州サーモンですが、更なるおいしさを追求しようと、今回は、しゃぶしゃぶを提案していただきました。
「身の色が鮮やかで美しいから、とっても存在感ありますね!」と尾島アナ。厚めに切った信州サーモン、アラとコンブでとった出汁で、しゃぶ、しゃぶしていただきます。
しゃぶしゃぶ用に厚切りに切った信州サーモン。出汁の熱に負けず、旨味を閉じ込めるので、魚本来の甘みがぎゅっと増した味わいに。
さらにつけダレはポン酢にシナノスイートという品種のりんごをすり合わせたものを混ぜたものを用意。さわやかさもプラスされました。
加藤社長は、信州の豊かな自然からもたらされる水は、川の生き物を育み、そして、その水は海へと流れていく。これからも川の水、海の水がいい環境であったほしいと願っていますと話してくれました。