信州サバ調査隊!1泊2日の日程で福井県小浜市にやって来た22人の隊員たち。宿泊するのは小浜市田烏(たがらす)漁港にある漁師さんが営む民宿です。
海でたくさん遊び、お風呂に入った後は、お待ちかねの夕食です。若狭の海で獲れた新鮮な鮮魚が並びます。
この日、学んだ小浜市の養殖サバ「よっぱらいサバ」は刺身でいただきました。
「普段、ごはんは一杯しか食べないけど、今日は三杯食べた」「サバの刺身を始めて食べた」などおいしく食べていました。親元を離れまた、普段の友人もいない中、信州サバ調査隊の隊員たちはすっかり団結した様子。
夕食後は、隣の宿に宿泊する女子隊員も合流し、民宿・佐助のご主人、森下 佐彦さんから、今と昔の海の変化についてお話していただきました。「かつてこの辺りは、日本有数のサバの産地で、サバが海から湧き出ると表現されるほど獲れ、活気があった。しかし、サバが獲れなると、漁師をする人が少なくなって、地区全体が寂しくなった」と森下さん。サバの食文化を絶やさないためにも今は、県や市、漁協などと協力し合って養殖サバを育てることで、再び地域を活性化させたいと考えています。
昔の写真を児童たちに見せながら説明してくれた森下さん。その話を聞いた児童たちからは「漁師さんはとても大変なのでサバをたくさん食べることで応援したい」「サバを獲ったり保存したり、違う料理にするのはすごく大変だとわかった」「魚をもっと好きになって、魚の気持ちになって行動したい」といった声が上がりました。
海でのたくさんの学びをした福井県での1日目の学習。翌朝は早朝から漁船に搭乗します。