上流県長野から海洋ごみ削減を啓発する活動を行う「ながの海ごみゼロプロジェクト」。長野市と連携して実施した子供向けの教育学習活動の2つ目を紹介します。長野市の戸隠小学校6年生のクラスで、海無し県ながのから海洋ごみを無くすために、自分達ができることを考える授業が行われました。
まずは、ながの海ごみゼロプロジェクトが制作した海洋ごみについての教育動画を見ました。ここでは、海洋ごみが人体や海の行きもに与える影響や一度海に出たプラスチックは、分解されるまでに400年もかかることなどを知りました。海にごみを出さないためにどうしたらいいかを班ごと話し合い、まとめて、発表します。子どもたちからは「再利用したり、洗ってプラごみに捨てるなどの行動を続ける。」「道などにごみが落ちていたら拾う。」「4Rを覚えて、それを意識して行動に移したい」などの前向きな声が上がりました。長野市環境保全温暖化対策課は、今回、ながの海ごみゼロプロジェクトと共同で、プラスチックスマート運動のチャレンジシートを市内全諸中学校に配布。海なし県から海洋ごみ削減をするために何ができるかを考えるきっかけを与える活動を行っています。授業の最後は、長野市が毎年募集している五七五の環境標語を考えました。テーマは「海を守ろう 長野から。海ごみゼロへ 海無し県でもできること」。子ども達はこの日学んだことを元に、一生懸命考えました。
この標語は、10月30日に開催される長野市環境こどもサミットで優秀作品が発表されます。海がなくとも海につながる長野県。未来を担うこどもたちが、海を守ろうと決意する、きっかけとなった学習となりました。