信州イカ調査隊2日目の午後は、楽しみにしていた磯学習です。石川県能登町の九十九湾は、透明度が高く多くの生き物が生息する場所で、生き物観察にはピッタリの場所です。児童たちは安全に海に入るためウェットスーツに着替えて準備。
早速海に入るとさっそく様々な生き物を発見。イシダイ、ヒトデ、ウミウシ、フグ。同じ魚でも種類が異なるものも多く、こんなに多くを発見できたことに驚いた様子。泳ぎが苦手だったり初めて海に入ったりした児童も徐々に泳ぎが上達。夢中で磯観察に励んでいました。
「岩や海藻の近くに隠れるようにたくさんの生き物がいた」「岸に近いほうが温度があたたくて生き物はあまりいなかったが、沖に少しはなれると水は冷たくたくさんの魚がいた」「今まで行った海の中で一番キレイだった」「海で泳ぐ魚を初めて、自分も魚になった気分だった」と児童たち。
磯観察を終えた児童は、自分が海の中で見つけた生物をノートに書き写します。中には20種類以上も発見したという児童もいて、能登の海が以下に多様性な生き物がいる豊かな海であるかがわかりました。
指導したのと海洋ふれあいセンターの東出幸真さんは「生き物はそこにいる理由がかならずある。季節によっても異なる。何回も海に来て色んな視点で探して見て感じ取ってほしい」と伝えました。
この日は、早めに宿に戻った調査隊。お風呂に入り夕食を食べた後、実は毎晩、その日を振り返る学習会を行っています。
体験した出来事の中から、今日の私の発見ベスト3を学習ノートに書いてみんなの前で発表。やはりシュノーケリング体験が印象に残った児童が多くいましたが、「ちくわが今まで食べたなかで一番おいしかった。長野県民が好きな理由がわかった」と話す児童も。 明日はいよいよ最終日。元気いっぱいに頑張ろう。