自然豊かな長野県。清冽な川の水はやがて海へと流れていきます。そんな海につながる長野県には全国に誇るブランド川魚がたくさんあります。この川魚を首都圏の方々に味わってもらおうというイベントが長野県のアンテナショップ「銀座NAGANO」で12月14日に行われました。
海と日本プロジェクトin長野×長野県観光部のコラボレーションイベント。NHK料理番組「きょうの料理」に出演し、全国で活躍する長野市在住の郷土料理研究家・横山タカ子さんが信州の川魚料理を振る舞います。タッグを組むのは、長野市の淡水魚専門店・加藤鯉店の加藤修次社長です。東京での緊急事態宣言が空け、長野県の東京における観光拠点の銀座NAGANOとしても久々のリアルイベントです。今回は、長野県のブランド魚「信州サーモン」と「信州大王イワナ」をメインにした信州長寿ごはんを提供します。トロっとした食感が特徴の「信州サーモン」は、スモークにしたものと、カブを塩酢に巻いた2種類を用意。ビッグサイズの「信州大王イワナ」は、豪快にお刺身に。横山タカ子さんは、季節感、素材を余すことなく使うことにこだわる料理家。前菜は信州の伝統野菜などをたっぷり使った彩豊かなものをそろえました。 長野県には、日本海に注ぐ信濃川水系、太平洋に注ぐ天竜川水系など、8つの一級河川の原流域です。その清流はおいしい川魚を育み、美しい海を作ります。おいしい川魚料理をたくさんの人に味わってもらい、信州の川を、そして海を想ってもらうことが開催の狙いです。横山さんと加藤さんの強力タッグにより用意された今回のメニューはこちら。
<お品書き>
刺身(信州サーモン・信州大王イワナ)
焼き物(うなぎのかば焼き・白焼き)
燻製(信州サーモン)
汁物(肝吸い)
前菜(野沢菜切り漬け・白和え・キャベツのさしす漬け・王滝かぶの糠漬け)
※食材協力:加藤鯉店(長野市)今年も、感染対策のため、12名と人数を限定しての開催。横山タカ子さんは「1年ぶりにイベントが開催できてとてもうれしい。加藤鯉店さんが仕入れた質の高い信州のブランド魚を食べられるのは、この海プロとのコラボイベントでしか味わえません。」と話しました。海と日本プロジェクトin長野からは、1年間の活動報告を行い、その中で、今年の夏に長野県の小学生22人が信州サバ調査隊と題した海洋学習プログラムを実施し、その学びの成果として、海と日本プロジェクトオリジナルのサバ缶が完成したことを報告しました。
オリジナルサバ缶は、銀座NAGANO1階ショップで販売をスタート。信州を代表するおみやげとともに首都圏のお客さん向けに販売されています。毎年、このコラボイベントを楽しみにしている常連さんも多く、首都圏の参加者は、「銀座の料亭でも味わけないメニューに大満足」「くさみのない川魚のファンになりました」などといった声が上がりました。