レポート
2023.01.13

郷土の味「ビタちく」&「塩丸いか」が給食に 海なし県ならではの食文化を学ぶ

2海なし県・信州ならではの給食です。地域で長年愛される味に親しんでもらおうと、長野市の小学校で「ビタミンちくわ」と「塩丸いか」が提供されました。1
長野市の篠ノ井東小学校の給食の時間。12日の献立は、大きなちくわのフライです。もちろん使われているのは、県民おなじみの「ビタミンちくわ」。
3石川県の「スギヨ」が1952年に発売し、新鮮な海産物が手に入りにくい信州でヒット商品となりました。いまも7割が県内で消費されています。「スギヨ」は去年70周年を迎え、信州への感謝とともに「子どもたちにも歴史を知ってほしい」と県内の小学校に無償で提供しています。今月、長野市内すべての小中学校で提供される予定です。4

児童:「おいしかった」「(普段は)煮物にしたり、おでんに入れたり。思ったよりモチモチでおいしい」
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副菜のサラダは、こちらも県民に長年親しまれている「塩丸いか」。全国の消費量のおよそ9割を長野県が占めている伝統の味です。ただ、減塩を好む傾向が定着し、少しずつ消費量は減少。今は県内に工場はなく、福井県などから出荷されています。長野市教育委員会は、改めて郷土食を知ってほしいと献立に組み込みました。
児童:「ちょっとしょっぱかったけど、おいしかった。いい勉強になった」「伝統を知れたのがよかった」
長野市第二給食センター・清水三菜美栄養教諭:「昔から伝わる食文化を大切にしていってほしいなという狙いがあるので歴史を知ってもらって、より郷土料理への理解を深めてもらえれば」

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子どもたちは大好きな給食を通じて伝統食のおいしさと歴史を学びました。

【取材:NBSみんなの信州】

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