ここは長野市七二会地区。森林クラブのメンバーが、地域で伐採したコナラの木を使って、薪作りを行っています。視察するのは静岡県焼津市で鰹節生産を行う会社などで作る「焼津鰹節水産加工業協同組合」です。

焼津市は、全国の鰹節生産量の約4分の1を占める一大産地。その鰹節作りでは、香りを左右する燻(いぶ)す工程で、主に長野県産のコナラの薪が使用されています。
海と日本プロジェクトin長野では、この深い関係に注目し、去年夏、県内の小学生が焼津市のかつお節工場を訪ねる体験学習「信州カツオ調査隊」を開催。協同組合に、持参したコナラの薪をプレゼントしました。

七二会森林クラブは、焼津市に薪を出荷している団体の1つ。
七二会森林クラブ・石坂和夫さん:「ウィンウィンの形がとれるんで、我々も、じゃあ何とか協力しようじゃないかということで、一所懸命、協力している所ですね」
焼津鰹節水産加工業協同組合は、この信州の薪でつながる長野と静岡の縁を大切しようと、七二会小学校で食育授業を実施、薪作りの現場も訪れ、感謝を伝えました。
焼津鰹節水産加工業協同組合・大石智之さん:「高齢化が進んでいるって話もありますので、やはりこの先、10年、20年のことを考えるとかなり不安はありますが、未来永劫続けてもらえるように、何かしらの支援をしていきたいと」
この後、組合は県庁を訪れ、林業振興に使ってほしいと長野県に寄付もしました。
新田恭司副知事:「しっかり 本県林業の振興のために使わせていただきます」
日頃の感謝と林業振興の願いを込めた100万円。林業従事者の健診費用など、働く環境の整備に充てられるということです。