海の恵みを届け隊の活動もいよいよ終盤。最後のアウトプットとして取り組むのが…
”地元の海をスターにしよう”がコンセプトの海のポスターコンテスト「うみぽす」。その「うみぽす」を運営する海洋連盟さんにリモート参加してもらい指導してもらいます。
調査隊が行うのは2つの工程。
➀みんなが願う理想の海の絵を描きキャッチフレーズの文字を加えること
➁海の学習で撮影した写真にキャッチフレーズの文字を加えること
まずは➀の課題。実は午前中に絵を描いていたこどもたち。
その絵にキャッチフレーズを付け加えていきます。なかなか、筆が進まない子供たちに対し、うみぽす講師陣から「かっこいいフレーズはいらない。考えすぎずにぱっと頭に浮かんだことが意外とよかったりする。海のことを思ってひねり出してみよう」とアドバイスを受けました。出来上がった作品の一部を紹介します。
「ごみをすてないで」というメッセージをつけた作品。2日目の学習で訪れた新潟県上越市の海をイメージしていますがそこを「信州の海」と表現。長野県の北部地方では、最も近い上越の海を親しみを込めて”信州の海”と表現することが多くあります。
海ではなく、回転ずしのお魚をおいしく食べられることを感謝した作品。初日の鮮魚小売店で学んだ冷凍や冷蔵技術の発達により日本や世界中から新鮮な魚を届くことも織り込んだキャッチフレーズ。海をお寿司で表現しているところがいい感じとの評価。
素直な疑問を言葉に込めた深い味わいのある作品。とにかく海の生き物が大好きということで今回の活動に積極的に学んでくれた調査隊の一人です。
続いては、工程➁海の学習で撮影した写真にキャッチフレーズの文字を加えること
スタッフが撮影した調査隊や活動場所での写真に言葉を書いていきます。秀逸な作品がそろいました。
漁船に乗った際、船から見た白波を「いらだつ波」と大人っぽく、さらに俳句調に仕上げた作品。
「海水温の上昇から8‐9月は近年、漁獲量が減っている」との漁師さんの言葉を思い出し制作した作品。こちらも俳句調でテンポがよく、小学生らしい素直な作品となりました。
今回の学習で初めて藻場(もば)という言葉を知ったそうです。藻場が魚の生息場所であり、産卵場所であり、さまざまな役割を果たしていることを学び「海の森 藻場」と表現。3日間の学びの成果が表れています。
最後はこちら「船の上から海に向かってさけぶ人。恋の相談 海にする ~新潟県 信州の海~」。大きな海を見ていたら、思わず叫びたくなり、ついでに恋の悩みを海に向かって相談してみたとのこと。海は、人の気持ちを高ぶらせます。この恋、実りますように!
小学生らしさもありつつも、大人顔負けの表現もあったうみぽすづくり。海の恵みを届け隊の最終アウトプット活動として大いに盛り上がりました。
3日間の活動お疲れさまでした。最後は、修了式です。