この夏、長野県の小学生20人が『信州カツオ調査隊』として、特別な3日間を過ごしました。カツオをテーマに、海のない長野県と太平洋を結びつきを学ぶプログラムに参加したのです。
写真協力:南駿河湾漁業協同組合、焼津鰹節水産加工業協同組合
1日目(7月30日)、長野県伊那市に小学5、6年生20人が集まり、結団式が行われました。まず「調査隊」の目的・ねらいを共有します。
目的・ねらいは大きく分けて3つ。
①海なし県の信州は、海とどのような形でつながっているかを考える
➁カツオ漁や鰹節づくりを通じて、海の大切さを感じる
➂未来の海を守るためのメッセージを考える
林業体験、鰹節づくりや漁港の見学などを通して、その結びつきをを肌で感じ、未来の海と山(森)を守るために、何ができるのか、何をすべきなのかを考えるのです。
「隊員」に任命された20人は、自己紹介や意気込みを発表し合いました。
「海と森のつながりを勉強したい」「カツオのことをもっと知りたい」などの声が上がり、それぞれの思いを共有しました。
海なし県・長野の子どもたちがカツオをテーマに学びを深める3日間。
数ある海の魚・産物の中、なぜカツオに焦点を当てるのか。その『理由』は次の林業体験の時間に明らかになります。
※『信州カツオ調査隊』のレポートをシリーズで連載します。