秋も深まり、赤や黄色に染まった葉が美しい紅葉のシーズンの到来。
茅野市にある御射鹿池(みしゃかいけ)は、県内でも有数の紅葉の名所です。
東山魁夷の代表作「緑響く」のモチーフとしても有名な御射鹿池は、その絵画の中で表現しているように、天気の良い日には湖面に木々が反射して、まるで大きな鏡に景色を映し出したかのような幻想的な風景になります。
御射鹿池の水質はph4前後の強酸性。
ここには、そんな酸性の水を好んで生息する植物がいます。
その植物というのが、鮮やかなグリーンが特徴的な「チャツボミゴケ」。
そのチャツボミゴケが湖底で繁茂していることで水面が鮮やかな色合いに見え、御射鹿池では木々がきれいに映るのだそう。
御射鹿池の名は、諏訪大社に伝わる神に捧げるための鹿を射るという神事「御射山御狩神事」にその名前の由来があると云われています。かつては諏訪大明神が狩りをする場所として「神野」と呼ばれる神聖な土地だったのだそうです。
御射鹿池周辺の木々も色づき始め、見頃のピークを迎えました。
秋の終わりの、ほんのひと時しか見ることができない紅葉を見に訪れてみてはいかがでしょうか?
晴れた日の夕方には、夕日に照らされ一面オレンジ色に染まる御射鹿池を見ることができますよ。
イベント名 | 御射鹿池の紅葉 |