長野県には、たくさんの日本一がありますが、茅野市にある『蓼科アミューズメント水族館』もそのひとつ。標高1750メートルの高地に建つ、日本一標高の高い場所にある水族館なんです。
「天空の水族館」とも呼ばれ親しまれています。
水族館というと一般的に海水魚をメインで展示しているところが多いなか、こちらの水族館は、全国的にも珍しい《淡水魚のみを展示する》、海のない長野県ならではのコンセプトを持った水族館なんです。
淡水魚ってなんだか海水魚に比べると、色や見た目が地味なのでは?という印象を持っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、蓼科アミューズメント水族館では世界最大級の淡水魚『ピラルク』をはじめ、世界各地から集められた珍しい淡水魚、色鮮やかな鯉や金魚など、約200種2000匹の水棲生物をただ展示するのではなく、水槽の外面のデザインから工夫したアートアクアリウムのような展示方法で海水魚にはない魅力を存分に楽しめます。
そのほかにも鯉の餌やりや角質を食べる魚の体験、飼育員の解説を交えながらピラルクのダイナミックな捕食シーンを観察できる餌付け、解説板や読み物の設置も充実しているので、「見て・触って・学ぶ」まさに名前のとおり全身で《アミューズメント》を体感できる施設になっています。
蓼科では紅葉シーズンの真っただ中。
周辺には東山魁夷の絵画『緑響く』のモデルにもなった御射鹿池など、紅葉の名所と呼ばれる場所がたくさんあります。
また、標高の高いこの場所では、秋の深まりと同時に冬の訪れも感じることができます。
近頃では降霜や氷が張っているのも確認できているのだとか。
季節の訪れを感じる高原の中で、ゆったり泳ぐ淡水魚に会いに、ぜひ足を運んでみてください。
イベント名 | 蓼科アミューズメント水族館 |
場所 | 長野県茅野市北山4035-2409 年中無休(冬季臨時休業あり) 0266-67-4880 |