レポート
2019.08.02

天竜川調査隊・川の調査②

天竜川流域で暮らす小学5-6年生で結成された、天竜川調査隊! 7月30日(火)の午前中は「水生生物調査」をおこないました。

水生生物調査の様子はコチラ

午後は天竜川の「ゴミ調査」です。実際にゴミ拾いをおこなう前に、まずはお勉強。

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講師を務めていただくのは、全国川ごみネットワークの小口 智徳 理事です。天竜川の源・諏訪湖に面する岡谷市からお越しいただきました。

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まずは小口さんからクイズです。「日本でゴミ拾いをすると、一番多く拾われるのは何だと思いますか?」。子ども達は「たばこ!」「ペットボトル!」などと答えます。「正解はペットボトルです。では、日本で去年1年間に拾われたペットボトルを一直線に並べると、どのくらいの距離になると思いますか?」。子ども達は「3キロ!」「4キロ!」「10キロ!」・・・。

「正解は、沖縄の那覇から北海道の稚内までを結べる長さになります!」と小口さん。その途方もない長さに、子ども達は「すごい・・・」と驚いていました。

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続いて、世界屈指のマリンリゾート・バリ島の海の映像が紹介されました。ダイバーが泳いでいるのは、ゴミだらけの海です。

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プラスチックごみが顔に引っかかり、口を開けられなくなったアザラシ。プラスチックごみをエサと間違えて食べてしまうアホウドリ・・・。人間が出すゴミの影響で苦しむ海の生き物たちの話を聞きました。

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遠い海の話に聞こえますが、私たちが暮らす長野県も、川で海とつながっています。何気ない気持ちで捨てたゴミは、川を流れ、どこかの海を汚したり、生き物たちを苦しめてしまうのです。

また、プラスチックごみは川や海を流れるうちに細かく砕けて「マイクロプラスチック」になります。「小さい魚は、エサと間違えてマイクロプラスチックを食べてしまいます。それを中くらいの魚が食べて、中くらいの魚を大きい魚が食べて、大きい魚を人間が食べる。有害物質は、人間に返ってくるんです」と小口さんは話していました。

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ゴミを捨てるとどうなるか・・・。よく分かったところで、実際に天竜川のゴミを拾ってみましょう。

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3チームに分かれて、河川敷や浅瀬へ・・・

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さっそくペットボトルを発見。

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空き缶に・・・革ぐつ!?

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一番多かったのは、やっぱりプラスチックごみでした。

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暑い中、がんばりました!

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今日1日の「川の調査」を通じて、隊員たちはどんなことを学び、発見し、感じたのでしょうか? 次はまとめの時間です。

つづく

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