古くから食用として親しまれている川魚のウグイ。千曲川河川敷の「つけば小屋」で、ウグイ料理を味わうのは初夏の風物詩となっています。
このウグイを人工的に繁殖させる取り組みがはじまっています。
千曲川では、肉食性の鳥や外来種のコクチバスの影響からか、近年、野生のウグイの卵の数が大きく減っていました。
これを受けて、県の水産試験場では、全国的にも珍しい「ウグイの人工採卵」を始めました。
メスのウグイから人の手で取り出した卵を受精させ、人工的に受精卵を作り出します。
今年の春、水産試験場で人工採卵した卵の内、約8割が無事にふ化し、5センチほどの大きさまで育ちました。
ウグイは地元の漁協や養魚場へ出荷され、川へと放流されたり、さらに大きく育てて飲食店やスーパーマーケットの店頭に並んだりするということです。
イベント名 | ウグイの人工採卵 |