「海と日本PROJECT in長野」では、2018年度の活動の柱として、新たなプロジェクトを始動します。その名も「信州 塩をめぐる冒険」!! 冒険の主人公は、20人の小学生たち。海なし県・信州と海とのつながりについて、「塩」をテーマに学んでいく、半年間の学習プロジェクトです。5月19日、長野県大町市の博物館「塩の道ちょうじや」で、結団式が行われました。
「信州 塩をめぐる冒険」に参加する子供たちは、長野県内の3地域から集まりました。その顔ぶれをご紹介しましょう!
結団式の会場「塩の道ちょうじや」がある、大町市の子供たちです。大町市は、糸魚川と松本平を結ぶ千国街道=通称「塩の道」の宿場町として、古くから栄えました。大町市と、塩や海とのつながりについて、これから行うフィールドワークで解き明かしてもらいます。学習をサポートしていただくのは、「塩の道ちょうじや」さんです。
【大町の子供たちに質問! 海の好きなところは?】
「水がきれいなところ!」「いろんな魚がいるところ!」「みんなで楽しく遊べてすごい!」
続いて、塩尻市の子供たち! 塩尻市の地名には、「塩」という字が隠れています。果たして、どんな由来がある地名なのか? 海とのつながりはあるのか? フィールドワークで調べてもらいます。学習をサポートしていただくのは、加藤光久さん。その肩書きは、なんと「塩ソムリエ」! 塩尻市で「しお研究会」を発足させるなど、様々な活動に取り組んでいる方です。
【塩尻の子供たちに質問! 海の好きなところは?】
「すきとおっているところ!」「冷たくてきもちいい!」「塩やわかめ、のりなどの食品がとれるし、おいしい!」
そして、茅野市の子供たち! 茅野市は、古くからの地場産業として、天然角寒天づくりが有名な地域です。その材料は、海藻。どうして茅野で寒天が有名なのか? その理由、そして海とのつながりを、フィールドワークで調べてもらいます。学習をサポートしていただくのは、「NPO法人 信州協働会議」さんと「繋INC.~つなげるいんく〜」さんです。(子ども食堂「ほんわか食堂」などの活動をしている、諏訪地方のママたちの団体です)
【茅野の子供たちに質問! 海の好きなところは?】
「いいにおいがするとこ!」「しょっぱい!」「音が好き!」
「信州 塩をめぐる冒険」では、「大町チーム」「塩尻チーム」「茅野チーム」の3チームに分かれ、それぞれの地域でフィールドワークを重ねてもらいます。また、夏休みには3チーム合同で「塩の道」を冒険する、1泊2日の学習ツアーを実施予定です。・・・学習の動機付けとなる「結団式」。その詳細を、次の記事でご紹介します。