2019年2月10日(日)に放送された第30回の内容を紹介します。ミニ番組シリーズ「海につながる長野県 ~海と日本プロジェクト in 長野~」は、NBS長野放送(8チャンネル)で毎週日曜 に放送してきました。今年度の放送は、今回で最終回です。
去年10月20日、長野県立大学の学園祭で行われた「海につながる新聞発表会」。海と日本プロジェクトin長野の今年度のメイン企画「信州塩をめぐる冒険」に参加した子ども達が、勉強の成果をまとめた新聞の内容を発表しました。
勉強を締めくくる最後の発展的学習として、上越科学館の副館長、佐藤直樹さんによるミニセミナーも行われました。テーマは「山川海のつながり」です。佐藤さんは「川から流れ出る栄養が海に行くことで、魚が育つ。だから、森は海の恋人なんですね」などと話していました。また、手作りの塩引き鮭を使いながら、海で育ったサケなどの回遊魚が、生まれた川に戻って行くことで、海の栄養が山に戻ること。山川海のつながりは、循環の関係にあることを教えてくれました。去年5月の結団式以来、自分の暮らす長野県と海とのつながりを学んで来た子ども達。身近な山や川の環境を守っていくことが、海を守る事につながっていることを、改めて実感しました。
半年間の活動の感想を、子ども達に聞いてみると、「(1番楽しかったのは?)海でマイクロプラスチックの実験をしたことです」「楽しかったし、とても勉強になりました」などと話していました。
海と日本プロジェクトin長野県実行委員会の高橋潤実行委員長は「子ども達は、大人の思惑を超えて学んでくれた。今日の発表会で感じられて、凄く良かったです」と話していました。
子ども達は、地域のフィールドワークや富山ツアーを通して、長野県と海とのつながりや、海の環境悪化について学んできました。半年に亘るその学習を締めくくるのにふさわしい、発表会とセミナーでした。