2018年12月16日(日)に放送された第23回の内容を紹介します。ミニ番組シリーズ「海につながる長野県 ~海と日本プロジェクト in 長野~」は、NBS長野放送(8チャンネル)で毎週日曜 よる9時48分から放送しています!(編成事情により休止となる場合があります)
かつて、日本海から信州まで、塩や海産物を運んだ「歩荷」像。
海と日本プロジェクトin長野の冒険ツアーもいよいよ最後。子ども達は、ここ、新潟県糸魚川市にある美山公園(みやまこうえん)から、塩の道を辿り、長野県に向かいます。
糸魚川市からおよそ1時間。着いたのは、県境の小谷村です。地元の人の案内で、子ども達は、塩の道の難所、「親坂(おやさか)」を上ります。親坂は、およそ500mに亘って急な上り坂が続く、塩の道、1番の難所です。大きな石なども転がり、足元の悪い坂道を、子ども達は頑張って、一歩一歩、登っていきます。途中には、牛をつないで一息入れるため、手綱を結んだ穴がある牛つなぎ石などが残り、当時の様子を偲ばせます。歩くこと、30分余り。子ども達は、塩の道の難所、親坂を上りきりました。
子ども達は、「昔の人が、すごい苦労して塩を運んできてくれたおかげで今があると思うので、感謝いしたいと思います」と話していました。
海と日本プロジェクトin長野県実行委員会の高橋潤委員長は、「こんなに苦労しても塩を運ぶことが必要だったと分かったでしょうし、その塩を作ることがあんなに大変なんだということも分かったでしょう。そういう風に海とつながることがどんなに大事なことかということを、子ども達は体感できたと思います」と話していました。
子ども達は、これまでの勉強と冒険ツアーの様々な体験を通して、自分の暮らす地域と、海とのつながりの深さを、しっかり学ぶことができました。これからは、その成果をまとめる作業に取りかかります。