2018年12月9日(日)に放送された第22回の内容を紹介します。ミニ番組シリーズ「海につながる長野県 ~海と日本プロジェクト in 長野~」は、NBS長野放送(8チャンネル)で毎週日曜 よる9時48分から放送しています!(編成事情により休止となる場合があります)
富山県朝日町にある夢創塾です。8月3日、海と日本プロジェクトin長野の富山冒険ツアーに参加した子ども達が、塩作りに挑戦しました。使うのは、前の日泊まった氷見市で汲んだ、海水です。
濾過した海水を、底の平らな鍋に移し、煮詰めます。2日間煮詰めると、鍋の底には、こんな風に塩が溜まってくるのだそうです。子ども達はこれを、バケツに張った、きめの細かい布袋に移します。布袋を叩くと滴るのが、豆乳を豆腐に固める、苦みの強い液体「にがり」です。十分に「にがり」を取った後、袋の中を開けてみます。舐めてみると… 「すごいしょっぱい!」と、子ども達。
これを、更に二日ほど天日干しにすると、粗塩ができあがります。最後は粗塩を石臼で細かく挽いて、やっと塩が完成します。子ども達は、塩作りの苦労を実際の体験を通して学びました。
参加者の子どもは、「色々工夫してこういうちゃんとした塩になるから凄いと思う」と感想を述べました。また、塩尻市の塩ソムリエ・加藤光久さんは、「塩って簡単に作れないよ、時間かかるよ、工夫して作らないとおいしい塩にならないんだよっていうことを覚えていただけると嬉しいなと思ってここへ連れてきました」と」話していました。
最後に子ども達は、自分たちで作った塩を味付けに使った、海鮮ピザを焼いてもらいました。頑張って作った塩だけに、味は格別です。自分の暮らす地域と、海との関係を勉強してきた子ども達。今回の旅で、また1つ、貴重な体験ができました。