2018年11月25日(日)に放送された第20回の内容を紹介します。ミニ番組シリーズ「海につながる長野県 ~海と日本プロジェクト in 長野~」は、NBS長野放送(8チャンネル)で毎週日曜 よる9時48分から放送しています!(編成事情により休止となる場合があります)
長野県から安房峠をこえて岐阜県を走るバス。8月2日、「海と日本プロジェクトin長野」の今年のテーマ、「信州 塩をめぐる冒険」に参加した県内の子ども達が、実際に海を訪ねようと、富山県に出発しました。富山県から岐阜県を通って長野県に至るルートは、富山からぶりを運んだ「ぶり街道」。子ども達は、バスの中で、昔の人にとって海産物がどれだけ大事だったか、ぶりや街道について学びました。
みんなが合流し、出発して4時間。富山の海が見えてきました。やって来たのは、富山県射水市の新湊漁港です。全国でここにしかないという昼セリが行われています。ぶりについて勉強した子ども達は、現在の魚のセリの様子を見学します。昼にセリが始まったのは、夕食に上る海の幸を、より新鮮な状態で食べてほしいという猟師さんの願いからだったと言います。
見学した子どもは、「朝のセリで買うと、夕方までに時間が経っちゃって、新鮮じゃなくなっちゃうと思う。昼セリで買うと、おいしく食べられてよい」などと話していました。
長野県立大学 健康発達学部 食健康学科長の中澤弥子教授は、「昼に市をすることの意味も教えていただき、勉強を深めることができた」と話していました。
また、海の貴婦人とも呼ばれる、美しい帆船「海王丸」も見学しました。
かつて、塩の道を通って、長野県に運ばれた塩は、瀬戸内海沿岸で作られ、北前船で日本海側に運ばれた事を勉強してきた子ども達。これまでの勉強を海の体験で深めようという、今回の冒険ツアー。他にも、様々な体験が待っています。