2018年9月16日(日)に放送された第13回の内容を紹介します。ミニ番組シリーズ「海につながる長野県 ~海と日本プロジェクト in 長野~」は、NBS長野放送(8チャンネル)で毎週日曜 よる9時48分から放送しています!(編成事情により休止となる場合があります)
塩尻市を通る旧中山道に作られた、本山宿(もとやまじゅく)。海と日本プロジェクトin長野の今年のテーマ「信州 塩をめぐる冒険」に参加した地元塩尻市の子ども達がやって来ました。本山宿には、江戸時代、松本藩の「口留番所」(くちどめばんしょ)が置かれていました。その役割の1つは、南からの塩の流入を防ぐこと。松本藩では、日本海から運ばれる北からの塩の流通だけを許していたため、南からの安い塩の持ち込みをここで防いでいたといいます。ここは、海の恵み・塩を管理する、大切な場所でした。
子ども達は、次の目的地へと向かいます。
海とのゆかりの深い地元の場所を訪ねるのがこの日の目的。塩尻市と辰野町を結ぶ善知鳥(うとうとうげ)峠に作られた公園では、この峠を境に、日本海側と太平洋側に、水の流れが分かれる分水嶺を、目の当たりにできます。同じ場所から湧き出た水が、2つの方向に分かれて流れる様子に、子ども達は興味津々。「太平洋と日本海に出てるって事を初めて知ったし、驚きました」「水の出てくるところが同じっていうのが、ビックリしました」などと話していました。
また、塩尻市在住の塩ソムリエ 加藤光久さんは、「分水嶺は、塩尻と海をつなぐ一番のテーマ」と話していました。水のわかれと書かれた石碑の建つ分水嶺。塩尻市には、太平洋と日本海、2つの海の小さな源がありました。