2018年8月26日(日)に放送された第11回の内容を紹介します。ミニ番組シリーズ「海につながる長野県 ~海と日本プロジェクト in 長野~」は、NBS長野放送(8チャンネル)で毎週日曜 よる9時48分から放送しています!(編成事情により休止となる場合があります)
子ども達が、前の日の夕食で食べた海産物を発表!
・・・大町市にある塩の道ちょうじやで開かれた「塩の道」学習会の一コマです。「海と日本プロジェクトin長野」の今年のテーマ「信州 塩をめぐる冒険」に参加した地元大町市の子ども達が、歴史や文化財に詳しい大町市の元教育長・荒井和比古さんに学びます。
長野県で使われた塩は、どこからどこを通って運ばれたのか、子ども達は、先生の教えてくれる地名を地図帳で確認しながら、白地図に書き込んでいきます。
長野県には、太平洋側からのものと、日本海側からのものの、2つ塩の道がありました。大町市を通っていたのは、新潟県糸魚川市を起点とする北からの塩の道。暮らしに欠かせない、海の恵み・塩が、長い距離を苦労して運ばれた事を、子ども達は改めて実感しました。
参加した子ども達は、「昔の人は苦労して塩を運んできたからこそ、今、人間たちが、生きているんだなっていうのが、よく分かりました」「長い距離を歩いて、塩を運んでいたことが分かりました」などと話していました。
講師を務めた荒井さんは、「流通経済の広さや大きさについて、皆さん、気がついてくれればいいなぁと思っています」と話していました。
子ども達は最後に、新潟県から運ばれた塩も、瀬戸内海沿岸で作られ、大きな舟で、日本海側に運ばれていたことを知りました。海の恵みは、昔から、海を使ったダイナミックな流通によって、信州にもたらされていたのです。