2018年7月15日(日)に放送された第6回の内容を紹介します。ミニ番組シリーズ「海につながる長野県 ~海と日本プロジェクト in 長野~」は、NBS長野放送(8チャンネル)で毎週日曜 よる9時48分から放送しています!(編成事情により休止となる場合があります)
7月7日、東京港区にある日本財団で、「親子で学ぶ海のそなえ教室」が開かれました。
最初に、日本財団の海野光行常務理事から、水辺の事故に関する調査結果が発表されました。その中では、毎年およそ30人の子ども達が、海の事故で亡くなっている一方、ライフジャケットを着用している場合は、9割という高い生存率であることなどが報告されました。そして、水辺の事故を防ぐために、「知識のそなえ」「行動のそなえ」「装備のそなえ」の3つの必要性が提起されました。こうした調査や提案が行われたのは、子ども達が海と親しむ機会が減っている事への危機感からだといいます。海野常務理事は、「日本は海洋国家なので、若いうちから海に親しむ機会をどんどん作っていかないといけません。それが危機的な状況だというところから、突き動かされています」と話していました。
この日はまた、子ども達の水難事故防止や海の体験学習などに取り組む会社・NPOの人たちから、ライフジャケットの大切さなどが語られたほか、危険な離岸流への注意喚起も行われました。日本財団では、海のない長野県の人たちも、海に親しんでほしいと考えています。海野常務理事は、「長野県は海なし県とはいえ、川で海とつながっています。そういう意味で、海に思いを馳せながら、思いっきり楽しんでいただきたいです」と話していました。
最後は、別会場で学んでいた子ども達も合流し、海での注意点などを魚の形の短冊に書いて、七夕の竹に飾りました。「学んだことを忘れず、この夏も海を楽しみたい」と、参加した親子は話していました。