2020年1月5日(日)20:54から放送された第28回の内容を紹介します。
ミニ番組シリーズ「海につながる長野県2019 ~海と日本プロジェクト in 長野~」は、NBS長野放送(8チャンネル)で毎週日曜 放送! 通常は21:48からですが、今回は編成事情により放送時間が変更となりました。
去年6月、長野県軽井沢町で開催されたG20エネルギー・環境関係閣僚会合。深刻な海洋プラスチックごみ問題が大きな話題となりました。
長野県ではこの会合に合わせ、プラスチック製品との賢い付き合い方を呼びかける「信州プラスチックスマート運動」を開始しました。海と日本プロジェクトin長野との共同で、県下10ヶ所に上る河川の一斉ごみ拾いを行った他、マイバッグ・マイボトルの推奨、代替プラスチック技術の開発、セミナーへの参加などを呼びかけています。
スタートから6ヶ月。「信州プラスチックスマート運動」は、着実に広がりを見せています。率先する県庁では、多くの職員がマイボトルを持参するようになり、ごみ分別の一層の徹底も進められています。プラスチックの削減に取り組む「協力事業者の登録」は、48事業所・354店舗になりました。
長野県資源循環推進課の伊藤和徳課長は、「プラスチックと賢く付き合う信州プラスチックスマート運動について、意義や必要性を理解していただけるようになってきたと思います」と話していました。
協力事業者の一つ「信濃化学工業」では、松食い虫防除に使用するビニールシートの代替商品「まつのじょう」を実用化しています。生分解性プラスチックを使った「まつのじょう」は、経年変化によって土に帰るため、従来の商品では懸念されていたマイクロプラスチック化を防ぎます。
信濃化学工業の小野大輔社長は、「環境に配慮した製品を、今後もしっかりと開発していきたいです」と話していました。
信州プラスチックスマート運動は、海無し県の責任として取り組まれています。