2019年10月27日(日)に放送された第21回の内容を紹介します。ミニ番組シリーズ「海につながる長野県2019 ~海と日本プロジェクト in 長野~」は、NBS長野放送(8チャンネル)で毎週日曜 よる9時48分から放送しています!(編成事情により休止となる場合があります)
海と日本プロジェクトin長野が企画した天竜川調査隊。静岡の海にやってきた子ども達が、この日、ウミガメの放流を体験します。
まずは放流の事前学習。遠州灘で、アカウミガメの保護活動を行っている、サンクチュアリエヌピーオーのメンバーから、母ガメが生涯に産卵する5000匹の子ガメの内、成長できるのはたった一匹だといわれていること。そんな貴重な命であるにもかかわらず、プラスチックごみを飲み込み、死んでしまうウミガメも数多くいることなどを学びました。
ウミガメを放流するのは、浜松市にある中田島砂丘。目の前に広がる大海原に、海無し県の子ども達が目をみはります。放流するアカウミガメの赤ちゃんが、子ども達一人一人に渡されます。子ども達は、口々に「かわいい!」とつぶやきます。
いよいよ放流です。子ども達の手から離れたウミガメが、初めての海を目指します。小さな体を一杯に動かし、海に向かう姿には、感動を覚えずにはいられません。子ども達は「みんな元気に生きて、日本に帰ってきてほしい」「ごみがあるとカメが食べてしまうので、これからはごみを捨てないように気をつけたい」などと話していました。
最後に全員で「海の生きもの、元気でね~!」と叫びました。海の命の大切さとごみ問題の深刻さを、身をもって学んだ子ども達。子ども達の思いをのせて、アカウミガメが大海原に旅立ちました。