「海につながる長野県2020 ~海と日本プロジェクト in 長野~」
NBS長野放送(8チャンネル)
第16回目の放送は 10月11日(日) 21:48~21:54
日本財団が推進する海と日本プロジェクトでは、毎年、各エリアの小学生5-6年生を対象にした海洋問題に対する学習プログラムを提供しています。海と日本プロジェクトin長野では、今年、海の恵みを届け隊を結成。長野県内在住の19名の小学生が森と川と海のつながりを通して海洋問題にアクションします。調査活動は計3日間。今回は、初日の川の調査を中心にお伝えします。海の恵みを届け隊!のメンバーが向かった先は、上田市を流れる千曲川の支流、浦野川。身近な川の生きものを通して、川の環境を知ろうというのが狙い。アカザと呼ばれるナマズの仲間を捕まえた子も。捕まえた生き物を分類し、その数を調べます。生息できる水質が限られているため、その生き物を見つけることで、川の水質を知ることができる「指標生物」によって、この川は、まずまずきれいであることが分かりました。午後は長野市のスーパーで、海の恵みを学びます。川の魚たちよりも、ずっと大きな海の魚たち。こうした魚を育むのも、川から運ばれる栄養の循環です。海のない長野県で、かつてはなかなか食べられなかった海の幸も、流通や冷凍技術の発達によって、私たちの食卓にも届くようになりました。売り場の海産物がどこから届いているかも調べました。海藻の一種エゴノリは、海無し県信州で昔から食べられてきた伝統食ですが、今では、遠い海外からの魚も、数多く並びます。食を通して、海に親しむ事も、この学習の狙い。子ども達はこれから、海の幸を使ったおいしいメニューを考えていきます。