2018年6月3日(日)に放送された第1回の内容を紹介します。ミニ番組シリーズ「海につながる長野県 ~海と日本プロジェクト in 長野~」は、NBS長野放送(8チャンネル)で毎週日曜 よる9時48分から放送しています!(編成事情により休止となる場合があります)
古来、日本海の塩が内陸部に運ばれた千国街道。新潟県糸魚川市と松本平を結ぶ旧道で、「塩の道」と呼ばれています。
大町市の「塩の道ちょうじや」は、街道沿いの塩問屋の様子を今に伝える施設です。先月19日、大町市・塩尻市・茅野市の小学生20人が集まりました。この日は「海と日本プロジェクトin長野2018」のスタートの日。海と日本プロジェクトは、海の豊かな環境を未来へと引き継いでいくために、日本財団が推進している取り組みです。長野県では今年、20人の小学生による学習プロジェクト「信州 塩をめぐる冒険」が行われます。塩をキッカケに、自分たちの暮らしと海とのつながりを学びます。子供たちは自己紹介で「海と長野県のつながりを知りたいです」「塩のことをたくさん学びたいです」「昔と今の塩の作り方の違いを知りたいです」などと話してくれました。
海と日本プロジェクトin長野県実行委員会の委員長・高橋潤さん(認定NPO法人「長野県みらい基金」理事長)は「子供たちには、興味を持てることを自ら見つけてもらいたい。そして、海と自分たちの住んでいるところが、どう繋がっているか知ってもらいたい」と話していました。
この日は、このプロジェクトに関わる長野県立大学の中澤弥子教授が、海や塩に関するミニセミナーを開きました。中澤教授は「長野の方から川を伝って、栄養を含んだものが海に流れていくから、私たちは豊かな魚を食べることができるんだ」などと話していました。豊かな海の理由を知った子供たち。今後はさらに学習を深めていきます。