長野県では、世界的な問題となっている海ごみへの対策として新たな組織が2021年度から立ち上がりました。
その名も ながの海ごみゼロプロジェクト実行委員会
海につながる長野県。上流域に暮らすものとしての責務として、海なし県“信州”から海洋ごみ削減をアクションしてく団体です。これは、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト・Change for the Blue」の取り組みの一環です。
海と日本プロジェクトはこれまで海を守る活動を続けてきましたが、海洋ごみ削減を大きな柱とした事業が「海と日本プロジェクト・Change for the Blue」です。今年度から各都道府県に実行委員会が設立され、海あり県も海なし県も隔てなく活動していきます。
海のごみは、湾岸エリアだけの問題だと思っていませんか?それは違います。実は海洋ごみのおよそ8割は内陸部から流出しているという調査結果があります。つまり、雨や風によって排水溝、川を伝って海に流れ出て行きます。そこで海なし県”ながの”では、上流域に暮らすものの責務として、いかにごみを海に流さないかが課題です。街でのごみ拾い活動が結果、海をキレイにすることにつながっていきます。実は、太平洋へとつながる天竜川の源流である県内最大の湖・諏訪湖の湖底からもプラスチックごみが近年発見されるなど、長野県でもその対策が急務となっています。
一方で、海がある県に比べ、海洋ごみ問題への意識が高いとは言えません。そこでながの海ごみゼロプロジェクトでは、海につながる源流域の長野県から海洋ごみを出さずに海を守るという意識を県民に普及すべく、市町村や企業、各団体と連携し“海ごみゼロ”を目指します。
その活動は清掃活動だけに留まりません。
➀ファッションイベントとの連携 ➁教育教材の制作 ③Jリーグのプロスポーツチームとの連携 ➃賛同してくれる企業とのコラボ商品の開発
などなど活動内容が目白押し。 海と日本プロジェクトin長野とも連携してききながら活動していきます。