日本財団が推進する海と日本プロジェクトと環境省は、5月30日(ごみゼロの日)から6月5日(環境の日)を経て6月8日(世界海洋デー)までを『春の海ごみゼロウィーク』として、全国一斉清掃キャンペーンを展開します。海に流出するごみの約8割は内陸部からとされ、一度海に流出したごみを回収することは困難です。この取り組みは、海洋ごみ問題の周知啓発とともに、海洋ごみの流出を少しでも防ぐことを目的に実施するものです。
海につながる長野県・上流県ながのから海をキレイにをテーマに掲げ今年度から活動を行うながの海ごみゼロプロジェクト実行委員会は春の海ごみゼロウィークに合わせ、長野県内のJリーグ2チームと連携した清掃活動を行います。
まずは長野市に本拠地を置くJ3AC長野パルセイロとの取り組み。当日開催されるJ3リーグ第9節AC長野パルセイロ対鹿児島ユナイテッド(午後4時キックオフ)の試合は海ごみゼロプロジェクトマッチデーとして開催。街とスタジアムと海をキレイにをテーマに掲げ、試合開始前に、現役Jリーガーとサポーターによるスタジアム周辺のごみ拾い活動を行うとともに、推進リーダーを務める長野放送の尾島早都樹アナウンサーが試合前に海洋ごみ削減を啓発するメッセージを選手、サポーターの前で伝えます。
続いては、J2松本山雅FCとの連携。J2リーグ第16節松本山雅FC対ファジアーノ岡山(5月30日・正午キックオフ)の試合前にサポーターやジュニアサッカー教室の参加者、チームスタッフが街とスタジアムと海をキレイにをテーマにスタジアム周辺のごみ拾い活動を行います。また、会場内に特設ブースを設置するほか、会場ビジョンにて海洋ごみ削減を啓発するオリジナル動画を上映し、海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUEの取り組みを紹介します。
いずれの会場でも清掃活動用のごみ袋を無料配布しますので、試合観戦後は、家に帰るまでの間にポイ捨てごみを一つでも拾ってもらい、街とスタジアムとその先の海をキレイにしていきましょう。
CHANGE FOR THE BLUEとは
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環としてが2018年11月から推進しているプロジェクトです。産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。