海と日本プロジェクトでは、プロジェクトに賛同する推進パートナーの企業や団体、自治体のみなさんと毎年さまざまな形でコラボレーション企画を実施しています。
去年2回のコラボ企画をし大好評だった大手居酒屋チェーンの磯丸水産さんとのコラボレーション企画が今年も実現しました。
そのコラボメニューの名は みんなのさばみそチーズ定食 956円。(10月25日から提供スタート)
信州人激愛のさば缶を丸ごと1缶つかったこのメニュー。サバの味噌煮缶にポテトサラダ、マヨネーズ、チーズをトッピング。ごはんにも お酒のつまみにもぴったりの一品です。去年に続き、海と日本プロジェクトとのコラボ企画に賛同した理由を、磯丸水産長野駅前店の三上店長は次のように話してくれました。
「去年大好評だった海と日本プロジェクトin長野とのコラボメニューの第3弾です。信州人が大好きなサバ缶を使ったごはんがすすむ定食となりました。味には自信があります(笑)。去年のコラボを通じて従業員の多くが海のことを考えるきっかけをもらいました。私たちも食の面から海のファンを増やしてきたいです。」
この定食に使われているさば缶は長野県の小学生で結成された「信州サバ調査隊」のメンバーが未来の海を守っていきたいとの願いを受け老舗メーカーの福井缶詰が製造しました。
「信州サバ調査隊」は、海と日本プロジェクトin長野がこの夏、小学生向けに開催した海洋学習プログラムです。サバ缶の消費量が全国トップクラスの長野県。海につながる自然豊かな信州の森や川、日本海を舞台にサバに注目した海洋学習を展開。福井県の大学研究施設や漁港の見学、漁師体験などリアルな海を体感しました。この体験学習で、かつてサバの有数の産地であった福井県小浜市では、昔は「海から湧き出るほど」獲れましたが、その漁獲量が大きく減りました。福井県におけるサバの1970年代の年間漁獲量は最大1万3000トンあったが、1995年以降、500トン以下に減少し、近年では200トン以下となっています(参照:福井県水産試験場HP)。つまり、獲れた時代から85%も減少してしまいました。減少の理由は➀魚の生態の変化 ➁巻き網漁の衰退 ➂隣国も含めた獲りすぎ(乱獲)④地球温暖化による海水温の上昇などが考えられると子供たちは学びました。
推進リーダーの尾島早都樹アナウンサーも太鼓判を押す「みんなのサバ缶」。早速メニュー開発してくれた定食をいただきました。
「サバの味噌とチーズがよく合い、丸ごと1缶使われているので食べ応えも十分。さらに骨まで丸ごと食べられるので栄養満点」と尾島アナ。
おいしいサバの定食を食べながら、日本の海について思いをはせてみてはいかがでしょうか。みんなのさばみそチーズ定食は11月中旬まで長野市の磯丸水産長野駅前店で味わうことができます。(数量限定のため売り切れ次第終了)