7月14日から28日までの2週間、全国各地で実施される「海でつながるゴミ拾い」!
7月20日(金)13時~14時、松本市のエクセラン高校 環境科学コースの2・3年生(約25人)が、学校近くの薄川・小松橋付近でゴミ拾いを行いました。
エクセラン高校 環境科学コースは、日ごろから「河川の植生や水質調査」や「里山調査」など、総合的な環境保全活動を実施しています。今回のゴミ拾い活動も、その一環として行われました。
酷暑の中、ゴミ拾いを頑張った生徒の皆さんに、お話を伺いました!
Q.ゴミはたくさんありましたか?
「薄川を遠くから眺めても、ゴミはあまり目立って見えませんが、実際に現場を歩いてみると、あちらこちらに散らばっているのが分かりました。とはいえ、先日の増水で、ゴミは下流に流されてしまったのか、いつもよりは少なかった印象です」
Q.どんなゴミがありましたか?
「空き缶、ビニール袋、プラスチック容器などの定番のほか、バーベキューの道具(網など)、おもちゃ、工事の資材のようなもの、袋に入った犬のフンも! 橋の下にはパソコンが放置されていました」
Q.どんなことを感じましたか?
「河川は人に利用してもらってはじめてその良さや問題点を知ってもらえるので、多くの人に利用してもらいたいです。でも、利用した後にゴミを残さないでほしいです。川のゴミは海に流れ、動物や水質にいろいろな影響を及ぼすことを学びました。流域全体でこの問題を考えたり、行動していく必要があると思います」
エクセラン高校 環境科学コースは、総合的な環境保全のために、さまざまな活動をしています。テーマは「植生バランスの維持」「水質保全」「松枯れ」「野生動物の食害」など、多岐にわたります。過去には、薄川を出発点として、【犀川→千曲川→信濃川→日本海】というルートや【諏訪湖→天竜川→太平洋】というルートで、水質を測定して歩いたこともありました。学んだことを地域に伝え、地域の方々と一緒に活動を続けています。
そうしたフィールドワークの中で、やはり目に着くのが「ゴミ」です。「川で多くの人が水遊びをするのは良いことだけど、どうしてゴミを捨てて帰るるんだろう」「川をゴミ箱のように思っているのかなあ」と、日々、疑問を感じています。これからも、日常的に、ゴミ拾いを続けていきます。