日本財団の「CHANGE FOR THE BLUE」と環境省の「Plastics Smart(プラスチック・スマート)」キャンペーンの共同事業「海ごみゼロウィーク」 。5月30日(ごみゼロの日)~6月8日(世界海洋デー)前後までを海ごみゼロウィークと定め、日本全体が連帯し、海洋ごみ削減のためのアクションを一斉に行います。
その全国的なキックオフイベントが、5月30日(木)、神奈川県藤沢市の江の島で開催されました。日本財団と環境省の主催で、関係団体や一般参加者を含む総勢428名が参加。海と日本プロジェクトin長野県実行委員会のスタッフも、江の島の海岸でゴミ拾いをしてきました!
冒頭、原田義昭環境大臣は「この清掃活動をきっかけに、海洋プラスチックごみ問題やプラスチックとの賢い付き合い方を考えてほしい。来月の環境大臣会議でも、日本が世界を率先してこの問題を取り上げ、すばらしい海を将来の子ども達に残していきたい」と話しました。
また、日本財団の尾形武寿理事長は「内陸で生活する我々が責任を持ってごみを処理し、海にごみを出さないよう徹底しないといけない。日常の生活をもう少し丁寧に、ごみに注意を払っていきましょう」と呼びかけました。
青いトングを手に、ごみ拾いスタート!
海プロ長野スタッフも、約1時間、夢中でごみを拾いました!
ビニール袋や容器などのプラスチックごみのほか、ガラスやビンなど割れ物も多いのが印象的でした。川や海を流れるうちに細かく砕けていったのか、いずれも小さなごみです。「海の生き物たちが間違って食べてしまう」という事実を、話には聞いていましたが、より一層 現実味を感じました。
一方で、ピーカンの空、青い海、爽やかな波の音、そして江の島。この雰囲気は最高です! そんな中で行うごみ拾いは新鮮で、何だか楽しく感じました。「天気の良い日に散歩をしながらゴミを拾うことを、これから趣味にするのもいいな」と思いました。
最終的に、1人で2袋分のゴミを拾いました!
クロージングセレモニーで、ふじさわ観光親善大使・つるの剛士さんは「海洋ごみ問題について、皆さんが周囲の誰かひとりに伝えると2倍になり、どんどん広がっていきます。今後も毎日がごみの日だと意識して、日頃のごみのあり方を考えていきましょう、僕も一緒にがんばります!」と呼びかけていました。
江の島では、毎日 清掃活動が行われているそうですが、どれだけきれいにしても、翌日にはまたごみが流れ着くそうです。それらの多くは、きっと内陸・・・私たちの暮らしから発生したもの。本当に「ごみを捨ててはいけない」と、改めて痛感しました。ごみを出さない、ごみを捨てない、ごみを拾う。この当たり前な行動を、皆で実践していきましょう!