5月18日(土)、長野市内で「スポGOMI大会」というイベントが開催されました。
スポGOMIとは「スポーツごみ拾い」の略。5人1組のチームで、制限時間60分以内に、定められたエリアで力を合わせてゴミを拾い、その質と量をポイントで競い合う、環境に最も優しいスポーツです。ルールも簡単なので、子どもから高齢者まで誰でも楽しむことができます。
主催は、長野グリーンシティライオンズクラブ。長野市を拠点に、さまざまな奉仕活動に取り組んでいる団体です。今回のスポGOMI大会は「グリーンシティフェスタ2019」というイベントの一環として開催。青少年健全育成事業として位置づけており、チームのメンバーに、中学生以下の子どもを1人以上含むことをルールとしています。
海と日本プロジェクトin長野県実行委員会も、小学生と保育園児を含むチームを結成し、大会に出場しました!
開会式の会場は権堂広場。まずは「一般の方に配慮する」「交通ルールを守る」「走らない」「川や池、危険な場所、私有地などには入らない」などの注意事項が説明されました。ゴミ100g当たりの点数は、可燃10ポイント、不燃5ポイント、ペットボトル15ポイント、ビン・缶10ポイント、そしてタバコの吸い殻は100ポイントです。権堂広場を中心とする競技エリアの地図が配られると、参加者たちは「どういうルートでゴミを拾うか」などの作戦会議を行いました。
いよいよスタートの時。参加者全員でこぶしを挙げ、「ゴミ拾いはスポーツだ!」と元気よく発声し、出発。
参加者たちは、四方八方へ散り散りに・・・
海プロチームは、ひと気の少ない路地裏などを中心にゴミを拾い歩きました。
キレイに見える道でも、目を凝らすと細かいゴミが隠れています。もっとも多く拾ったのはタバコの吸い殻。細かいビニール片もたくさん見つけました。携帯電話のバッテリーなど、珍しいゴミもありました。
・・・制限時間の60分が終了! 各チーム、会場に戻って、拾ったゴミを集計してもらいます。
そして閉会式。たくさんゴミを集めた上位のチームは表彰を受けました。しかし「街をキレイにしたい!」という気持ちは、全チームに共通のものです。
世界的な問題となっている「海洋ごみ」。その8割は、内陸に由来するとも言われます。自分たちが住む街をキレイにすることは、最終的に海を守ることにもつながります。そんなゴミ拾いを「スポーツとして楽しんじゃおう!」というスポGOMI大会。楽しくて環境に良い、一石二鳥なイベントでした。
「スポGOMI甲子園in長野」開催決定!
そして この夏、海と日本プロジェクトでは、スポGOMIの高校生大会「スポGOMI甲子園」を、全国25の都道府県で開催することになりました。長野県内でも「県大会」を実施します! 県大会は8月中に開催し、優勝チームを全国大会にご招待します。
※全国大会は9月23日(月・祝)東京都 墨田区役所 すみだリバーサイドホールで開催予定
県大会の詳細は決定し次第、当ホームページでご案内します。続報をお待ちください。海洋ごみ問題の対策・解決に向けて、高校生の力でアクションを起こしていきましょう!
イベント名 | スポGOMI甲子園in長野 |
参加人数 | 高校生3人1組のチームを10チーム程度募集予定 |
日程 | 2019年8月中(予定) |
場所 | 長野市内(予定) |
主催 | 海と日本プロジェクトin長野県実行委員会 |