海をPRするためのポスター/絵手紙/動画を募集し、表彰・活用するプロジェクト「うみぽす」。
7月11日、松本市の専門学校「未来ビジネスカレッジ」で、うみぽす作りのコツを楽しく学べるワークショップが開かれました。講師は、一般社団法人 海洋連盟の皆さん。参加者は、未来ビジネスカレッジの1年生 16人です。
まずは「キャッチコピー」についてレクチャー。ポスターは「何かをPRするもの」なので、写真やイラストのビジュアルに対して、言葉で補足していくことが重要です。
例えば、諏訪市で撮影された空の写真に添えられたキャッチコピーは・・・「空を見たら波が立っていた」「高い建物がないから空がよく見える 長野県諏訪市」。このキャッチコピーを添えたことで、単なる空の写真が「海をイメージさせる写真」に変わり、さらに「周りに高い建物がない」という気付きを得ることができます。【写真+キャッチコピー】の相乗効果で、諏訪市PRポスターになっています。
これを踏まえて、まずは練習。近年、長野県の新たな名物となっている「信州サーモン」の刺身の写真に、キャッチコピーを添えてみましょう。
生徒たちからは、『海なし県の海産物』『りんごみたいに赤くて甘い』『山が生んだ奇跡』など、さまざまなアイデアが出されました。その中で、講師が選んだベストはこちら!
『お口の中に「ぷりっ」とね。』『海なし、山のサーモンあり 長野』・・・このキャッチコピーを添えたことで、「写真だけでは伝えきれない食感をイメージできる」「思わず長野まで食べに行きたくなるポスターに仕上がっている」との講評。
写真に映っている内容以上のイメージを喚起する・・・それが、キャッチコピーの役割なんですね。だんだんコツが分かってきました。
この日 生徒たちは、自分で撮影した海に関する写真/海を連想させる写真/自作のイラスト などを持ち寄っていました。パソコンの画像編集ソフトを使って加工し、「うみぽす」応募作品を作っていきます。
「おいしそうな海の幸の写真」「仲間と海に行った青春写真」「海の生き物の写真」・・・。みんな、ユニークな着眼点の写真を用意しています。そこに、どんな発想でキャッチコピーを添えていくかがポイントです。
こちらの3点は、講師の方が選んだベスト3! いずれも、長野県内で撮影した写真から、海を連想しています。海なし県民ならではの、海への憧れ・愛情があふれていますね。これらの作品は、まだまだ途中段階。今後、画像やキャッチコピーに手直しを加え、ブラッシュアップしていくそうです。皆さん頑張ってください!
海洋連盟の講師の方は、「海なし県で うみぽすを作るのは、難易度が高いと思います。しかし、長野県からの応募作品は、なぜか毎年クオリティが高い! 今年も期待しています」と話していました。
うみぽすの応募締め切りは9月10日。まだまだ時間はたっぷりあります。たくさんのご応募、お待ちしています!